先週滞在していたラムジュン郡内、標高1800m前後の山中では、野生のヒマラヤザクラがちょうど満開になっていました。
写真ではわかりづらいけれど、7〜8000m級のヒマラヤを背景に、緑や茶の木々の中映える、控えめなピンク色のサクラ。
のどかな光景と共に、ずっと見ていても飽きない、そして何度も「きれい~」とつぶやいてしまう、そんな光景でした。
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そしてここカトマンズでも今が見ごろです。
桜と言えば、10年も前ですが、当時、NHK大河ドラマ「江」で主演をされ、人気絶頂だった上野樹里さん出演の番組「桜前線大追跡~ヒマラヤから日本列島5,400キロの桜ロード」(テレビ東京系、'12年3月放送)の撮影コーディネートをしたことがあります。
↓当時の記事
http://dailynepal.blogspot.com/2012/03/325754.html
その際、日本の桜のルーツだとも言われている、初冬に咲くネパールのヒマラヤザクラについて、植物園でお話をうかがったり、村の人の思いを聞き取りしたことがありました。
ヒンドゥ教の儀式で桜の枝葉を使うことがあり大事にされることもある一方、成長が早く建築資材や薪に適しているということで、大きくなるとすぐ切ってしまうことも多いそう。
そんなサクラ。今の時期、トレッキングルート上でもあちこちで見られるので、ネパール訪問中に目にされた方も多いのでは、と思います。山中で見かける、誰に意識されることもなく自然に咲く姿は、本当にきれいです。
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かつて、カトマンズ市内ラジンパト通りにも桜の木がたくさんありました。日本大使館向かいのが特にきれいで、満開になるのを毎年楽しみにしていました。しかし道路拡幅工事によりすべて伐採。画像は2012年11月に撮ったもの。これを最後に、翌年には見られなくなりました。
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